@article{oai:nishogakusha.repo.nii.ac.jp:00002035, author = {金子, 茂 and カネコ, シゲル and Kaneko, Shigeru}, journal = {国際政経}, month = {Nov}, note = {P(論文), W杯出場32か国のチームの身長・体重・年齢などの平均値・標準偏差などを用いて,続計的な比較を通して見てきたが,得られた知見を以下に要約する。1.W杯32か国(n=733)のチームの身長が180.6±8.5cm,体重が75.9±6.3kg,年齢が27.0±3.86歳である。身長と体重の似通いを示す相関係値は,r=0.500である。日本選手の身長・体重・年齢は,178.7±4.1cm,72.2±4.3kgである。相関係数値はr=0.755,年齢は,25.3±3.05歳。日本選手の身長は32か国の平均値より1.9cm低い。体重は3.7kg下回っている。体重はメキシコの71.7kgに次いで2番目に低い。年齢は1.7歳若い。今から34年前のメキシコ・オリンピック(1968年10月)に出場し,銅メダルを獲得した日本(n=18)の身長・体重は172.1±3.3cm,67.2±3.5kgである。相関係数値はr=0.693である。これをW杯出場選手と比較すると,身長で8.5cm,体重で8.7kgとW杯選手の上回りが顕著である。年齢は26.9±3.27歳(メキシコ大会日本代表),W杯が27.0±3.86歳と,ほとんど同じである。W杯出場の日本選手と比較すると,W杯出場の日本選手が明らかに優っていることが示された。その上回りは,6.6cm,5.1kg。年齢は数値的には1.6歳ほどメキシコ大会代表が若い。2.W杯のポジション別の身長・体重では,GKが186.3±5.5cm,81.7±6.1kgと他のポジションを顕著に優っている。年齢でも,28.8±4.39歳と他のポジションに比して高い。身長・体重については,GK-DF-FD-MFへという体格傾斜があることがわかった。3.地区別から見た場合,欧州地区(14か国,n=322)が,アジア地区(5か国n=115),北中南米・カリブ地区(8か国n=184),アフリカ地区(5か国n=112)の身長・体重が,182.3±5.9cm,77.4±6.4kgであり,他を上回っている。年齢も27.6±3.90歳と他の地区より高い。4.地区別に見たポジション別の場合,欧州地区が,全てのポジションで上回を示している。特にGK(n=42)は,188.2±4.0cm,83.9±5.6歳と上回りが顕著である。年齢も29.0歳と高い。5.優勝チームブラジルと2位のドイツの比較では,体格的にはブラジルを上回っている。ドイツの身長・体重は,184.8±5.9cm,80.9±6.8kg。年齢は,27.7±3.52歳である。ブラジルは,181.0±7.5cm,74.4±6.7kg,26.2±2.99歳である。特にドイツの体重の上回りが顕著である。W杯ベスト11の選手では,183.3±4.6cm,75.9±3.6kg,26.0±2.90歳であった。}, pages = {33--43}, title = {2002年日韓共催ワールドカップサッカー出場選手の体格}, volume = {8}, year = {2002} }